社会保険労務士合格発表まで9日。生きる意味。
8/23(日)に試験を受けてから約2か月。
合格発表まで9日となりました。
私は今までこのブログ上でも現実の(?)人間関係でも社労士試験を受ける事を言えませんでした。
2人の人を除いては。
なぜ言えなかったかというと、新卒から約10年主に給与計算や社会保険を担当してきた私にとっては「すんごい資格」だったから。
憧れ、難関、内容…トータルで見て神的な資格で、私なんかがその試験を受けるなんて恐れ多かった。
だから、そんな「すんごい資格」に私が挑戦するなんて言えなかった。
社労士試験を受けると言ったのは、夫と担当医の2人。言わざるを得ない2人のみだった。
実際、受験を決めるまで、受験申し込みをするまで、すごい葛藤があった。
私に、受験勉強ができるのか…
受験できるレベルまで到達できるのか…
体調は維持できるのか…
試験当日、試験会場までたどり着けるのか…
丸1日の試験に耐えられるのか…
試験中にパニック発作が起きたりしないだろうか…
もし、勉強が続けられなければ、受験できなければお金が無駄になる…
正直、受験なんてしない方がいい理由はあげればキリがなかった。
それでも挑戦しようと決めたのは、「時間」と「何かしなきゃという気持ち」からだった。
社労士試験は合格率が一桁台という難関試験で、受験勉強にはかなりの時間が必要。
仕事ができていない今が一番時間を確保できるんじゃないか。
そして、仕事を辞めた自分、そこから動き出せない自分、グルグルと何とか今の状況を変えたい自分と、でも変えられない自分、焦りとか劣等感とか…そんな無限のループをなんとか断ち切りたくて、何か変えなきゃっていう、何かきっかけを作らなきゃって気持ちが大きかった。
動き出せない自分でもいいかって思った時もあった。夫がいれば生活はできる。何も私が頑張らなくていいか、死ぬまで混沌とした生活でもいいかって。
でも、どこかで嫌だった。
1日、朝夫が仕事に行ってから、帰ってくるまでテレビを見たり昼寝をして夫が帰ってくるのを待つ。
楽だけど、楽しくなかった。
毎日毎日ホントに同じことの繰り返しで、何の刺激もなくて面白みもなかった。
こんな生活が一生続くかと思ったら、なんかもういつ死んでもいいやって思った。
それくらい、生きる意味が私にはなかった。
たぶん、そんな中で「何か変えなきゃ」って思ったのは、生きようとする本能的なものなんだろうなって思う。
生きる理由を見つけたかった。
そのために、何でもいいから何か変えなきゃいけなかった。
その「何か」が私にとっては、ずっと憧れていた社労士試験を受けることで、このタイミングだったんだと思う。
ただ、実際の受験勉強はやっぱり大変で。
内容はもちろん細かいし難しいし、10年担当していた分野だったから救われた部分もあったけど、それだけじゃ太刀打ち出来るものじゃなかった。
それ以上に、体調の維持が一番の課題で。
受験のプレッシャーや元々抱えている家族の問題や自分自身の悩み、何度も何度もドロドロした感情に飲み込まれそうになりながらギリギリを保ってた。
いや、たまに飲み込まれて寝込んでた。
飲み込まれそう、飲み込まれた、飲み込まれないようにしなきゃ…そんなのを繰り返しながら受験勉強を続けた10か月だった。
試験1か月前からは何度も「電車乗れるかな」「会場着けるかな」っていう不安に襲われた。
「これは厳しいな」って思ったから担当医に相談して、アルプラゾラム(不安に効く薬)を処方してもらった。
試験が近づくにつれて息苦しくなったり、過呼吸気味になったり、身体中の強ばり、緊張がひどくなったり、吐き気がしたり体調も崩れ始めた。
試験当日も朝から変に緊張していて、しかもそんな時に限って駅で露出狂に遭遇するっていう。
気持ち悪い極まりなく、精神もやや乱れたり。
それどころじゃなかったけど、アホなのかと思ったりそれ以上に気持ち悪かった。
途中駅でスムーズに乗り換えできたと思ったら、試験会場の最寄駅には止まらない急行に乗ってしまっていたり。
結果、予定外の途中下車することになったんだけど、そこで緊張のピークになってしまってパニックになりかけてアルプラゾラムを飲むか飲まないかの葛藤。
状況的には飲んだ方が良かったけど、試験という事を考えたら眠気を避けるために飲まない方がいい。
結局、アルプラゾラムを握りしめて最寄駅まで行って、なんとか試験会場到着。
私は今回の試験で、試験中にパニックになったら薬を飲めるよう特別措置を申請したんだけど、妊婦さんたちと同じ部屋でそれもちょっと精神的にキツかったな。
私だってできるならうつ病・パニック発作じゃなく妊娠で特別措置申請したかったな。
多分、そんな日は来ない。
1日緊張は続いたけど、無事試験は終わって。
何より、長いじかん座り続けたのが久しぶりだったから身体中の痛くて、体力が落ちている事を痛感。
身体中が、頭皮から腰までがバキバキに痛かった。
試験の帰り道、すごく晴れ晴れした、充実感でいっぱいだった。
こんな気持ちいつぶりだろうってくらい嬉しくて。
体調がガタガタの中10か月勉強できたこと、試験範囲を勉強し終えたこと、試験会場にたどり着けたこと、ちゃんと試験を受けられたこと…
試験の結果は関係なく、人生で初めて素直に「私よく頑張ったな」と自分で自分を褒めて、自分を認められた日でした。
それまでは、受験勉強はできて当たり前、試験は受からないと意味がないと思ってきた私がちょっと変われた日だったのかもしれない。
合格発表まで9日、いろいろな機関や人が出している基準点予想と比較して、選択は基準点越え確実、択一は基準点ギリギリなので、当日にならないと結果は分かりません。
結果を見てから、その後の行動を決めようと思います。
試験を受けただけじゃ人生は変わらなくて、試験終了直後のキラキラした気持ちも時間と共に失われて、私の生きる意味探しはしばらく続けなきゃいけないんだなって思ってる。
それを続けることが生きる意味なのかな。
続けたら、いつか確固たる生きる意味が見つかるのかな。