効果が感じられない薬、もう不要と思った薬はやめていく勇気をもつ。
私は処方薬を常用していますが、できるだけ薬は減らしていきたいと思っています。
精神科から処方される薬は依存性や副作用が強かったり、離脱症状が出ることがあるので、できるだけ薬の量を少なく、種類を少なく、(難しいけれどできれば服用期間を短く)・・・と思ってきました。
精神科以外の薬にも副作用があったり、耐性ができると言われている薬はあります。
でも、精神科以外の薬については鈍感になっている自分がいました。
効果があるのかいまいち分からなかったり、もういらないのではないかと思いつつも
なんとなく飲み続けていたり・・・。
今回、ペインクリニックから処方されている頭痛の薬も医師と相談してやめていくことにしました。
現在の常用薬
私が現在3種類の薬を常用しています。
精神科(うつ病)
クエチアピン
ペインクリニック(片頭痛、緊張型頭痛の混合型)
カロナール
川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
勇気をもって減薬や断薬を申し出よう
私は医師が処方している薬を「やめたい」と伝える時は勇気がいります。
ちょっと気にしすぎかもしれませんが、「医師が必要と思って処方している薬を、こっちからやめたいって言うのは医師の診断にケチつけるみたいにならないかな?」と思ってしまいます。
でも、薬をのむのはお金もかかるし、体への影響もあります。
できればのまないに越したことはないと思います。
それならば、やっぱり効果の感じられない薬やもう不要と思った薬は積極的にやめていった方がいいと思っています。
もちろん、患者が必要ないと思っていても、医師が治療上必要だと判断する場合もあると思うので、医師との相談は絶対に必要です。
勝手に薬の服用をやめて症状が悪化したりしたら意味がありません。
常用 カロナールの服用をやめました
以前、ペインクリニックでも「薬を減らしたい」と相談したことがありました。
そして、今回私が服用をやめたのはカロナールです。
頭痛が頻回に起こる場合、カロナールを常用していた方が頭痛の起こる頻度を少なくしたり、頭痛が起きたとしても頓服薬の効きが良くなるということで処方されていました。
ペインクリニックに通い始めてから頭痛が起きる頻度は総合的に見て減ってきていました。
(ここ2か月ほどは梅雨やメイラックス断薬の影響か爆発的に増えたけど。)
でも、頭痛の頻度が減ってきたのはカロナールだけではなく、仕事を辞めてストレスが減ったことや、リハビリを継続していることも影響していると思いました。
実際に頭痛が起きた時に頓服薬の効きが良くなったという効果は感じられなかったため、カロナールの効果は小さいと思い、医師に服用の中止を相談しました。
なんとなく言い出しにくくて「何て言おう?」と悩みました。
私が通っているペインクリニックは再診の場合には、前回受診時からの変化など簡単な問診票を記入します。
なので、いきなり口で伝えるのは伝えにくいと思ったので問診票に「カロナールをやめたい」と記入して提出しました。
その後、診察時に医師に「あまり効果が感じられないのでカロナールをやめたい」と伝えると、「効果のない薬とかいらない薬はやめていっていいよ」と言ってくれました。
その際に、ここ2か月ほど頭痛が増えている原因の1つに、メイラックスの断薬が影響しているかもしれないと精神科で言われたことを伝えると、「1度やめられた薬(メイラックス)は、やめられたならそのままいった方がいいと思う。ここを乗り切れればいい話だから。」と言ってくれました。
「メイラックスをやめて頭痛が爆発的に増えたのなら、メイラックスを再度のんだら?と言われたらどうしよう・・・」と不安に思っていたので、『薬は減らす。一時的な症状は乗り切る。』という私の方針と一致した答えが聞けて安心しました。
希望というのは思っているだけでは伝わらないので、やっぱり勇気を出して相談してみるのがいいですね。
薬は納得したうえでのむのがいいと思う
私は、薬の常用を提案されたとき「その薬にどんな効果があって、どのくらいの期間のむ予定なのか」を質問するようにしています。
私がお世話になってきた医師は、薬についてわかりやすく説明してくれて、減薬や断薬の相談に積極的にのってくれる医師です。
患者側としては、「なぜその薬を継続する必要があるのか」「どのくらいの期間服用するのか」「症状がどの程度になるまで服用するのか、どの程度になったらやめられるのか」など、納得できる答えもないまま漫然と服用を続けるのはスッキリしません。
「なぜ薬をのむ必要があるのか」を納得したうえで薬を服用したいと思うし、医師には納得できる説明をしてほしいと思います。
ネット上には、減薬や断薬の相談にのってくれない医師に困っているという投稿も見られますが、私は最初から相談にものってくれない医師は論外だと思っています。
減薬や断薬に不安はつきもの、無理せずに
依存性の高い薬はやっぱり減薬や断薬時は不安になります。
減薬や断薬の結果、症状が再燃したり、離脱症状が出たりしたら辛いです。
依存性の低い薬であっても、少しでも効果があったと思われる薬をやめる場合には同じように不安になります。
でも、減薬や断薬の結果、何かが起きた時はその時考えればいいと思います。
もしかしたら何も起きないかもしれないし、のんでみて薬の効果が分かるように、やめてみないと体がどのように反応するかは分かりません。
何らかの症状が出てしまった場合は再度薬を服用することもできます。
私は「薬をずっとのみ続けること」と「薬をやめられる可能性」を天秤にかけた時、後者を試してきました。
もしかしたら、それを試せたのは自分の中で「薬の効果は十分に得られた」と思えているからかもしれません。
その効果が大きいものであっても、小さいものであっても、自分の中で薬の効果について評価ができていて、要・不要の判断が自分のなかでついているのかもしれません。
減薬や断薬をするときはやっぱり不安になるものです。
でも、ちょっと勇気を出してチャレンジすると薬を少しずつさよならできる可能性があるんです。
おわりに
私は、効果の感じられない薬や不要と思った薬はやめていきたいと思っています。
薬はメリットだけではなく、副作用や依存性などのデメリットもあります。
やっぱりのまなくて済むなら、のまない方がいいと思います。
(出かける時の荷物や手間も減ります。)
ただ、減薬や断薬は勝手な判断で行うのではなく、医師と相談したうえで行っていくことは治療上大切なことです。
自分が納得できる形で薬の服用、医師との関係を築いていきたいですね。